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特徴的な「企画」を取り入れたキャンペーン施策【最新事例まとめ】 18ページめ

X(Twitter)やInstagram、LINEなどのSNSを活用した拡散力の高い企画や、チャレンジ企画・コラボ企画など特徴的なWEBプロモーション施策をご紹介。キャンペーンが成功した要因となるアイデアや手法なども合わせて解説していきます。

京都で出会いし若き蛇姫|JR東海

京都で出会いし若き蛇姫|JR東海
キャンペーン概要LINEを使用し京都市内の4つの神社にある謎を見つけ出し、謎を解くと次の展開がLINEを通じて案内され、物語が進行するコンテンツ
インセンティブ4つの神社の謎+最後の謎をクリアでオリジナルエコカイロ(巾着付)、新幹線謎+2つ以上の神社の謎のクリアでオリジナルサーモタンブラー(蓋付)をプレゼント
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【神社を巡って謎解き!】

JR東海による、京都を舞台にしたリアル謎解きイベント「京都で出会いし若き蛇姫」は、「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンの一環で開催されています。

上賀茂神社や下鴨神社といった由緒ある神社を巡る、LINEを活用した謎解きコンテンツで、歴史や文化的背景を知りつつ、観光を楽しんでもらうプロモーションです。

呪いで蛇の姿に変えられた姫が、人間の姿に戻るために「霊験あらたかな神社」の試練に挑むというストーリーで、プレイヤーはその相棒として謎解きの旅に巻き込まれるという設定です。

謎解きは京都市内の神社での手掛りがないと前に進めないので、よくできた観光プロモーションコンテンツになっています。

【新幹線の中でも謎解き!】

さらに、東海道新幹線の「推し旅」の仕組みを活用した、新幹線の車内で行なえる謎解きが用意されています。「推し旅」は、いろいろなIPとコラボしているコンテンツで、新幹線の走行速度とGPSによって、車内だけで楽しめるというのを実現しています。

スタンプラリーと違い、謎解きをしながら現地を巡ることで、スマホと現実が連動する仕組みになっています。ストーリーもしっかりしているため、感情移入しやすいのもポイントです。

京都で出会いし若き蛇姫|JR東海
京都で出会いし若き蛇姫|JR東海

【動画で解説!】京都で出会いし若き蛇姫|JR東海

オリジナルDARSメーカー|森永製菓株式会社

オリジナルDARSメーカー|森永製菓株式会社
キャンペーン概要パッケージメーカーで作成された画像をダウンロードし、Xにハッシュタグをつけて投稿すると応募完了
インセンティブ120箱分の大きさのブランケットが抽選で12名に当たる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【オリジナルパッケージを作れる!】

2024年9月に公開された「オリジナルDARSメーカー」は、自分の名前や大切な人の名前を自由に英字で入力するとDARSのロゴ風に変換され、30文字以内のメッセージを入れた、オリジナルのDARS画像を合成してくれるというもの。

画像をプリンターで印刷して、DARSに貼れば世界にひとつだけのオリジナルDARSを作ることができます。さらに10文字以内で「オリジナルDARSを贈る相手の名前」の入力も可能で、贈り物としても最適なコンテンツになっています。

【コンテンツをキャンペーンとして再利用!】

12月12日のDARSの日に合わせ、Xでは「オリジナルDARSメーカー」を活用したキャンペーンが実施されました。

「オリジナルDARSメーカー」で作成した画像を「#12月12日はダースの日」を付けて投稿すると応募完了となり、抽選で120箱分の大きさのブランケットが当たるというもの。このブランケットの大きさの表現を、カルーセルで見せているのは素晴らしいです。

12時台に投稿すると当選確率2倍や、インセンティブのブランケットも120箱分の大きさで当選者数も12名と、DARSにちなんだ「12」押しの企画になっています。

出来上がった画像をダウンロードし、ハッシュタグを拾いに行って投稿すると言う流れなので、ダウンロード画面にバナーとハッシュタグコピーくらいあると嬉しいですね。

パッケージメーカーなどの画像合成キャンペーンはついやりたくなります。コンテンツとしてはダウンロードさせるパターンにしておけば残しやすいですが、サーバーに画像が溜まっていく仕組みだと、どんどんお金がかかってしまうので注意が必要です。

オリジナルDARSメーカー|森永製菓株式会社
オリジナルDARSメーカー|森永製菓株式会社

【動画で解説!】オリジナルDARSメーカー|森永製菓株式会社

キリン 華よい コンビニ無料引き換えクーポンが当たる!キャンペーン|キリンビール株式会社

キリン 華よい コンビニ無料引き換えクーポンが当たる!キャンペーン|キリンビール株式会社
キャンペーン概要LINEで友だち登録をし、動画を完全視聴したら一日一回インスタントウィンを回せるキャンペーン
インセンティブコンビニ無料引換クーポン
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【CMを見て応募!】

コンビニ無料引換クーポンがその場で当たる、LINEを活用した「華よい」のキャンペーン。シンプルなインスタントウィンなので、LINEアカウントさえあればすぐに導入できます。ユーザーの参加ハードルも低く、友だち追加もされるので非常に便利です。

今すぐ参加するを押すと、LIFF(LINE内Webブラウザー)の入口が表示され、友達登録を完了するとブラウザに戻ります。動画を完全視聴しない限りインスタントウィンには参加できないので、動画再生をKPIとする際にも効果的です。

この形はXでも実施可能で、カスタムストーリーというXアプリ内ブラウザを活用することによって、動画を完全に見終わらない限り当落画面に遷移できないということを可能にしています。

【LINEでできるシンプルなキャンペーン!】

今回のキャンペーンではさらにシンプルな応募方法も用意されています。

アンケートに答えると当選確率が2倍とあるものの、画面遷移もなく、タップするだけで応募完了。当選者にはキャンペーン終了後、トーク画面にトークが飛んでくるというシンプルさです。友だち追加だけを求めるならば、こんなパターンも有りですね。

インスタントウィンは誰でも参加できるところと、その場で結果がわかるならやってみたいと思わせて、敷居が低くなるのが良い点です。友だち追加や動画再生と、今後のLINEコミュニケーション活性化させたい場合は最適解です。

キリン 華よい コンビニ無料引き換えクーポンが当たる!キャンペーン|キリンビール株式会社
キリン 華よい コンビニ無料引き換えクーポンが当たる!キャンペーン|キリンビール株式会社

【動画で解説!】キリン 華よい コンビニ無料引き換えクーポンが当たる!キャンペーン|キリンビール株式会社

Rail to PRO-WRESTLING|推し旅公式サイト|東海旅客鉄道株式会社

Rail to PRO-WRESTLING|推し旅公式サイト|東海旅客鉄道株式会社
キャンペーン概要東海道新幹線に乗っている間だけ見れるコンテンツを提供
インセンティブオリジナルスマホ壁紙や新幹線チャイム風入場曲が当たる
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【新日本プロレスとのコラボキャンペーン!】

JR東海による「推し旅」は、走行中の東海道新幹線車内でしか楽しめないコンテンツを提供するというもの。昨今はその形を洗練させ、仕組みをシンプルにして、どんどんコラボしようという流れを作っています。

スキームとして乗客が見込めることが数字に出ているのでしょう、たくさんのIPとコラボしています。

今回は新日本プロレスとのコラボで、プロレスファンの筆者がキャンペーンスキームとともに、ファン心理も見ていこうと思います。

【ターゲットはコアなプロレスファン!】

マイページにログインすると、速度を測る画面に遷移し、ある一定の速度かつ場所が東海道新幹線の路線内だとコンテンツが見られます。

以前は展示などのイベントも絡めていましたが、現在は乗車中に体験できるコンテンツ提供に絞っています。

「棚橋社長からの挑戦状」では、クイズ50問に全問正解すると、入場曲の新幹線チャイム風音源をプレゼントといった内容で、コンテンツもインセンティブもコアファン向けになっています。50問正解はハードルが高くなりますが、プロレスファン的にはクイズに答えて、新幹線チャイム風の入場曲も一応聞いてみたいと思いました。

そのほか、謎解きコンテンツや選手のトークプログラムなど、ある程度パッケージ化されたコンテンツにIPを乗せて仕上げていて、既存の型の横展開がうまくできています。

各コンテンツをコアファン向けにすると量がものをいうので、ジャンル問わず色々なIPとコラボをしているのも素晴らしいです。

Rail to PRO-WRESTLING|推し旅公式サイト|東海旅客鉄道株式会社
Rail to PRO-WRESTLING|推し旅公式サイト|東海旅客鉄道株式会社

【動画で解説!】Rail to PRO-WRESTLING|推し旅公式サイト|東海旅客鉄道株式会社

企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン

企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン
キャンペーン概要Xにてフォロー&リポストし、ハッシュタグをつけてリプライすると応募完了。企業ごとにインセンティブを持ち寄り毎日企業ごとのハッシュタグをリプライしてもらうキャンペーン
インセンティブゲーミングヘッドセット&ゲーミングマウス など企業ごとに異なる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【16社が参加!】

2023年までは「#クリスマスボックス」という、Xの広告枠でオートリプライ形式のインスタントウィンと駅内広告などを組み合わせた3000万円ほどする企画でしたが、2024年は「#企業が届けるアドベントカレンダー」に変わっているようです。

アドベントカレンダーとあるように、クリスマスまでカウントダウンをしながら、毎日何かしらのプレゼントが当たります。フォローとリポストをして、ハッシュタグをつけてリプライをすると応募が完了できます。

オートリプライ形式ではあるのですが、その場で当たるのではなく、毎日24時に当選リプライをするようです。当選数が少ないため、早めに当たりが出ることで参加者数が減ってしまうのを防ぐためでしょう。このスキームで16社のアカウントが同時に実施しています。

また、それぞれのアカウントが毎日分のインセンティブを出し合っていて、ドスパラインセンティブの日はどこの会社も「#ドスパラ」をつけて投稿させています。ポストには各アカウントのリンクも設置されており、互いに送客しあえるところも強みになっています。

【クリスマスシーズンのX広告枠】

どこかのSNSマーケ会社がハッシュタグで括っているのかと思いましたが、バッチの無いアカウントがあり、オートリプライの条件を満たしていないため、公式が絡まない限り難しそうです。

ハッシュタグが「#クリスマスボックス」から変更になったのは、広告枠ではないアカウントの、便乗した野良キャンペーンが増えすぎたのが原因かと思います。

今年も野良っぽいものもいますが、ローソンやJALなど大手もハッシュタグをつけているので、どっちも売っているのでしょうか。

企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン
企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン

【動画で解説!】企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン