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「飲食」関連の特徴的なキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】 2ページめ

レストランや居酒屋など飲食店で話題になった集客のための店頭誘引施策や、お菓子・お酒などの商品に関わる認知拡大施策・マストバイキャンペーンなど、飲食関連の有効的な手法やアイデアを取り入れたキャンペーンをご紹介。成功要因などもあわせて解説いたします。

バーガーキング潜入大作戦|株式会社ビーケージャパンホールディングス

バーガーキング潜入大作戦|株式会社ビーケージャパンホールディングス
キャンペーン概要店舗のサービス向上を目的とした「スパイ」を募集。スパイ気分を高めるARフォトフレームも。
インセンティブ採用された人には飲食代3回分とオリジナルTシャツをプレゼント
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【覆面調査をプロモーションに活用!】

バーガーキングの店舗に一般のお客様が「スパイ」として潜入し、接客、サービス、清潔さ、メニュー、価格設定などの弱点を調査・報告するというキャンペーン。

ミステリーショッパーといわれる調査員であることを明かさず、普段の店舗の姿を客観的に観察する覆面調査をプロモーションに活用しています。

スパイに採用された方に希望の店舗で3回の潜入調査を実施してもらい、その際の飲食代は全額バーガーキングが負担するというもの。

応募にはバーガーキング公式アプリをダウンロードし、会員登録をしなければいけないことから、会員獲得にもつながっています。

【ARでスパイ気分を高める!】

覆面調査は企業にお願いをするのが一般的なので、インセンティブ費用やサイト制作費などはあれど、750名という人数を集められれば、コストを抑えつつ会員も増やす事ができる、非常にクレバーなキャンペーンとなっています。

エントリーフォームも工夫をこらし、スパイ風の名前で応募できたり、ARによるスパイ姿を撮影できるようにして、よりスパイ気分を高め覆面調査をしてもらえるようにしています。

ミステリーショッパーを活用し、店舗のサービス向上をするということと、一般的な消費者が「スパイ」という非日常的な体験を通じて楽しみながら参加できるという2面性を、「スパイ」という言葉でブリッジさせていて綺麗にまとめられています。

バーガーキング潜入大作戦|株式会社ビーケージャパンホールディングス
バーガーキング潜入大作戦|株式会社ビーケージャパンホールディングス

【動画で解説!】バーガーキング潜入大作戦|株式会社ビーケージャパンホールディングス

モスチキンメロディ~サクッとかなでよう♪~|株式会社モスフードサービス

モスチキンメロディ~サクッとかなでよう♪~|株式会社モスフードサービス
キャンペーン概要リズムゲームのスコアをXにシェアする事ができる。自分で音楽を作れるモードも。
インセンティブなし
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【モスチキンの魅力を体験するリズムゲーム!】

モスバーガーが、モスチキンのサクサクとした食感を音楽ゲームとして楽しめる、新感覚のコンテンツを公開。「サクサク」の食感というモスチキンの特徴を、音(サウンド)として体験させる新しいアプローチで、記憶に残りやすくしています。

リズムゲームはデジタルネイティブ世代や若年層に人気のジャンルなので、若い世代にモスチキンを知ってもらい、ブランドとの接点を増やすことが目的でしょう。

【自分だけのメロディを作成できる!】

「ライブモード」と「フリープレイモード」と2つあり、基本はリズムゲーム形式で、流れてくるマークに合わせてタイミングよくタップするもの。「ライブモード」は3つの規定音楽をプレイし、結果をXにシェアすることができます。「フリープレイモード」は、ドレミファソラシドの音を自由に選び、自分だけのメロディを作成できるというもので、こちらも演奏を録画しSNSにシェアすることが可能。

モスチキンを「ただのフライドチキン」ではなく、「楽しく、体験的な商品」として位置づける戦略です。クリスマスに売れる商品だからこそ、クリスマス感のある曲とともに楽しんで食べてほしいという思いが伝わります。

モスチキンメロディ~サクッとかなでよう♪~|株式会社モスフードサービス
モスチキンメロディ~サクッとかなでよう♪~|株式会社モスフードサービス

【動画で解説!】モスチキンメロディ~サクッとかなでよう♪~|株式会社モスフードサービス

コカ·コーラ社製品を飲んでレシート応募キャンペーン | 株式会社カカクコム

コカ·コーラ社製品を飲んでレシート応募キャンペーン | 株式会社カカクコム
キャンペーン概要飲食店でコカ・コーラ社製品を飲んだレシートをフォームから送付し応募するキャンペーン
インセンティブBRUNO コンパクトホットプレート レッド 15名様ANKER Soundcore Mini 3 20名様コカ・コーラ Tシャツ & パーカーセット 30名様Amazonデジタルギフト券 1,000円分 800名様
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【飲食店頭誘引でレシートを使う!】

食べログとコカ・コーラ社がタイアップしてキャンペーンをおこなっています。キャンペーン内容は飲食店でコカ・コーラ社製品を飲んだレシートをフォームから送付し応募すると、抽選でプレゼントが当たるというもの。

レシートキャンペーンを飲食店で行うのは珍しいですが、食べログ的にはお店に行く人を増やしたいという思いからの来店施策なのでしょう。

コカ・コーラ社製品が飲めるお店は無数にあり、東京都だけでも6000件以上と、ターゲット範囲が広いこともコカ・コーラ社が選ばれた理由の一つと思われます。

レシートには店名と利用日が記載されていれば良く、領収書でも応募できます。レシートキャンペーンでは、商品名が出ない領収書は不可なことが通常ですが、コカ・コーラ社製品を飲んだかどうか分からなくても、それは良しとするスタイルです。

【フォーム作成ツールを使用】

フォームを見ていくと、quboとドメインにあるようにフォーム作成ツールを使って応募させています。そのため店名と利用日は目視で行っているようです。

フォーム作成ツールは、アンケートキャンペーンや簡易レシートキャンペーンで使われますが、無料のGoogleフォームはあまり使われない傾向にあるのが不思議です。

天下のGoogleですし、機能も十分ですが、Googleアカウントのログインが必須なのがハードルなのでしょうか。そこさえ大丈夫ならばWorkSpaceを活用すると、独自ドメインまで使えます。

珍しい飲食店への店頭誘引キャンペーン事例です。業務店のキャンペーンは色々やっていますが、話題化というよりは購買なので見かけることが少ない印象です。

その点、本キャンペーンは食べログというメディアを使うことによって話題化できています。

コカ·コーラ社製品を飲んでレシート応募キャンペーン | 株式会社カカクコム
コカ·コーラ社製品を飲んでレシート応募キャンペーン | 株式会社カカクコム

【動画で解説!】コカ·コーラ社製品を飲んでレシート応募キャンペーン | 株式会社カカクコム

コーヒーショップ LINEデジタルスタンプラリー | 全日本コーヒー商工組合連合会

コーヒーショップ LINEデジタルスタンプラリー | 全日本コーヒー商工組合連合会
キャンペーン概要LINEアカウントを活用し、全国のコーヒーショップを巡りながらスタンプを集めるデジタルラリー
インセンティブ3ポイント達成 Amazonデジタルギフト券3,000円分 90名5ポイント達成 Amazonデジタルギフト券5,000円分 11名
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【LINEデジタルスタンプラリー!】

10月1日の「国際コーヒーの日」は、1983年日本コーヒー協会によって制定され、2014年に行われたイタリアのイベントにおいて、世界共通になりました。

コーヒー豆の一大産地であるブラジルの収穫終わりが9月末で、10月1日から新コーヒー生産ということで、元旦的な扱いをされているそうです。

そんなコーヒーの日から始まったスタンプラリーは、LINE公式アカウントに友だち追加をし、対象の喫茶店にある店頭コードを読み込むシンプルな内容ですが、その対象喫茶店が全国レベルになっています。全日本コーヒー商工組合連合に参加しているお店で、東京だけでも60件ほどあります。

近所にある喫茶店を探したいので、マップに位置情報つけるか、都道府県ソートと連動してくれるととてもありがたいです。

【近所の喫茶店に行こう!】

普段から喫茶店が好きな方はもちろん、これを機会に近所や会社の近くに喫茶店があることを知って、一回行ってみてファンになり、他の店舗も回ってみるというストーリーなのでしょう。

コーヒーショップ LINEデジタルスタンプラリー | 全日本コーヒー商工組合連合会
コーヒーショップ LINEデジタルスタンプラリー | 全日本コーヒー商工組合連合会

【動画で解説!】コーヒーショップ LINEデジタルスタンプラリー | 全日本コーヒー商工組合連合会

〆おにぎり&おつまみおにぎりグランプリ|おコメ食べて笑おうプロジェクト

〆おにぎり&おつまみおにぎりグランプリ|おコメ食べて笑おうプロジェクト
キャンペーン概要各エリアのおにぎりから推しメニューを探してXで投稿する投票キャンペーン。フォローリポストキャンペーンでの認知拡大も
インセンティブ合計100名に美味しいお米をプレゼント
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【427種類のおにぎり!】

株式会社ぐるなびが行っている「おコメ食べて笑おうプロジェクト」の中で、JA全農とのコラボ企画「〆おにぎり&おつまみおにぎりグランプリ」を公開しています。

シンプルかつ誰でも知っている「おにぎり」を、「〆おにぎり・おつまみおにぎり」という新しいジャンルにして、新鮮味を出しています。

投票キャンペーンは〆おにぎり部門、おつまみおにぎり部門、エリア部門に分かれていて、

それぞれの部門ごとに47都道府県エリア部門があるため、その数なんと427種類と大規模での開催になっています。

【銘柄米が当たるキャンペーンも!】

現在のランキングはリアルタイムで見ることが可能です。ここまでの「神7おにぎり」として上位7種が紹介されるのですが、現時点で1位は5万票と、このキャンペーンが盛り上がっていることを感じます。

これだけ数が多いと、一度ランキングに入ったおにぎりのインプレッションが高めになり、投票されやすくなりそうです。投票は、いいねボタンを押すだけで投票完了となり、最終的には各部門の頂点が決まります。

また、認知拡大のため投票後に公式Xにてフォロー&リポストすると銘柄米が計100名様に当たるプレゼントキャンペーンを行っています。

〆おにぎり&おつまみおにぎりグランプリ|おコメ食べて笑おうプロジェクト
〆おにぎり&おつまみおにぎりグランプリ|おコメ食べて笑おうプロジェクト

【動画で解説!】〆おにぎり&おつまみおにぎりグランプリ|おコメ食べて笑おうプロジェクト